調味料の基本”さ・し・す・せ・そ”についておさらいしよう!
2022/06/28
みなさんは、調味料のさしすせそって聞いたことありますか?
日本で料理をするには欠かせない、基本的な5種の調味料たちを”さしすせそ”の順番で表しているんです。
そんな基本の調味料を今日はおさらいしつつ、ちょこっとポイントなどもお伝えしていこうと思います。
*”さしすせそ”の調味料たち
*”さしすせそ”は順番に使うと料理が美味しくなる!
”さしすせそ”は順番に使うと料理が美味しくなる!
上記で紹介した調味料、実は”さしすせそ”の順で使うと料理が美味しくできる!ってご存知でしたか?
なぜ順に使うと美味しくできるのか、ちょこっと解説していきます。
まずは”さ 砂糖”
砂糖は甘みのある調味料です。焼き物や煮物など、幅広く使われます。また食材を柔らかくする、食品の乾燥を防ぐなどの役割を持ちます。
また、砂糖を加熱するときつね色に変化し、艶々とした照りを出す働きもします。
上白糖や黒砂糖、ザラメ糖など色々な種類によって作用の差があります。
そんな砂糖は食材に味が浸透するのが遅いため、最初に入れるのが良いのです。
”し 塩”
塩は食材から水分を外に出し、塩気をつける調味料です。
また、他の調味料とのバランスを調整し、短所を補いながら旨味を引き出す、味の方向性を決めるのに重要な調味料です。
さらに、「微生物の繁殖を防ぐ」と言う役割もあるため、保存食にも多用されます。
そんな塩は、浸透圧が高いため、砂糖より先に入れると、砂糖の甘みが食材に浸透しづらくなるため、砂糖の次に入れると良いのです。
”す 酢”
酢は酢酸を主成分としており、食材に酸味や風味をつける調味料です。
料理に風味や変化を加え、食欲を増進させるだけでなく、臭みの抑制、殺菌、防腐効果などの役割があります。
酢は早く入れてしまうと酸味が飛んでしまうため、出来上がりの近くに入れます。
また、お肉の柔らかさを保持する役割があるため、酢の酸味が必要のない料理には、先に少しだけ入れておくと、冷めても食材が硬くなりにくくなります。
”せ 醤油”
醤油は味に深みを与え、香りづけ、色付けなど、さまざまな効果がある調味料です。
醤油を作る際に発酵や熟成させることで、旨味を持ちます。
香りや風味が飛びやすいため、出来上がり少し前に入れます。
”そ 味噌”
味噌は大豆から作られる代表的な発酵食品です。
味をまろやかにし、食材に香りをつけます。
加熱により香りが飛びやすいため、出来上がり直前に入れます。
味噌は材料や処理方法、熟成期間によって味噌の色や味が異なります。
いかがでしたか?
ただ覚えやすいから”さしすせそ”の順に並んでただけではないんですね!
ぜひ、味付けの基本、”さ・し・す・せ・そ”の順番で調味料を使って、より美味しいお料理を作ってみてください**