子どもにとっておやつは大切な栄養源!
2022/06/21
子どももおとなもおやつが大好き!おやつの時間はテンションが上がりますよね。
前回、そもそもおやつとは?ということで、おやつの起源、大人のおやつの目安などについてお話しさせていただきました。
そこで今回は、こどもにとっておやつは栄養源になる!実際何がいいの?など、お子さん(今回は幼児期をターゲットに)のおやつについての疑問を栄養の観点からお話ししたいと思います。
*幼児期(1歳半~6歳頃)はおやつが大切な栄養源です。
*子どものおやつ、ポイントは?
幼児期(1歳半〜6歳頃)はおやつが大切な栄養源です。
まずはなぜ子どもにはおやつが必要なのか?その理由をいくつかご紹介します。
①栄養補給のため
子どもにとっておやつは栄養補給の役割を果たしています。
幼児期の子どもが成長するためにはエネルギーやタンパク質、糖質をはじめとしてたくさんの栄養素が必要になります。
ただ、幼児期のこどもは内臓や消化器官が未熟で、胃も小さく、たくさん食べることができません。
食事は3回、というリズムをつける期間でもありますが、3回の食事だけでは十分な栄養素を確保しきれないことが多いのです。
それを補うのが”補食”、”おやつ”の役割なのです。
単に甘いお菓子を食べる、のではなく、食事の一部である、と認識することが大切です。
②食育のため
おやつを食べることは、食育にもなります。
おやつ=楽しみな時間と認識しているお子さんは多いのではないでしょうか?
楽しみな時間、というのはいつもは嫌だなあ・・と思ってしまいがちな、食事の前の手洗いやお手伝いのやる気につながることがあります。
大人も一緒ですね。
また、ご飯はあまり食べられないけれどおやつなら、というお子さんには、おやつの時間に食べ物に興味を持つようになってくると、食事の時間にも食べたい!という意欲が湧いてくるようになることもあるかもしれません。
さらに、おやつの時間には、子どもがリフレッシュできる効果があります。
空腹を満たすだけではなく、疲れた身体を癒します。おやつの時間!というだけでわくわくしますが、家族や友人と楽しい時間をともに過ごすことでさらに満足感のある食事の原体験ができます。
子どものおやつ、ポイントは?
おやつは子どもにとって必要なもの、ではありますが、好きなものを好きなだけ食べたら良い、というわけではありません。
やはり食べ過ぎや甘いものの食べ過ぎは肥満や虫歯など、生活にさまざまな影響を与えてしまいます。
ということで、おやつの時間のポイントをいくつかご紹介します。
①おやつの量に気を付ける
まず、おやつをあげるときは、量に気をつけるようにしましょう。
補食の役割を持つおやつを食べ過ぎてしまうと、朝昼晩の食事を食べられなくなってしまいます。
そうなってしまったら本末転倒です。
おやつはあくまでも食事の補助的役割だと考えましょう。
また、適量は1日の必要なエネルギーの10%~15%です。
目安は1歳~2歳は100kcal~150kcal、3歳~5歳では150kcal~200kcalです。
(※体型や性別、運動量等によって個人差があります。)
わかりやすく言うとバナナ1本で約80kcal、牛乳コップ1杯が約70kcalです。
②ダラダラ食いに注意
おやつを食べるときは、時間を決めて食べる、と言うことを意識しましょう。
ダラダラ食べてしまうことは、生活リズムが崩れる、必要以上におやつを食べ過ぎてしまう、など、せっかく身に付いてきた生活習慣を乱してしまう恐れがあります。
決められた時間にこれだけ!と言ったように、時間と量を決めて食べるようにしましょう。
ただ、きちきちし過ぎてしまうと大人も子どもも疲れてしまうので、”無理をしない程度に”意識していきましょうね。
③飲み物と一緒に食べる
おやつを食べるときはぜひ飲み物もご一緒に。
子どもはたくさんの水分が必要です。おやつと一緒にお茶などを一緒に摂るようにしましょう。
牛乳や野菜ジュースなど、エネルギーがある飲み物は、飲み過ぎ注意です。
おやつの必要量範囲内で飲むようにしましょう。
おやつに水分を豊富に含むオレンジやイチゴなどのフルーツもおすすめです。
いかがでしたか?
今回は子どものおやつのポイントについて、いくつかお話ししました。
食べ過ぎに注意しながら、楽しいおやつタイムを過ごしましょう♪