これからの季節、食中毒が心配!注意すべき点とは?〜part2〜
2022/06/05
前回、食中毒の原因、第1位のアニサキスについてお伝えしました。
今回はその続き、第2位 植物性自然毒、第3位 動物性自然毒についてお話しします。
どんどん暑くなってきて、さらに梅雨になると湿度も上がって食中毒の危険性も上がってきます。
ぜひご一読をしていただいて、これからの季節のお食事の参考にしていただけると嬉しいです!
*食中毒原因第2位 植物性自然毒とは?
*食中毒原因第3位、動物性食中毒とは?
食中毒原因第2位 植物性自然毒とは?
みなさん、植物性自然毒、と聞くと、パッと思いつくものは何かありますか?
そうです、あれです、きのこです!
よく毒きのこ、と言われるものですね。
ツキヨタケやクサウラベニタケ、テングタケ・イボテングタケが有名です。
食用と判断できないキノコは絶対に「採らない」「食べない」「人にあげない」が特に重要です。
また、きのこは秋に多く採れますので、この時期に採取して食べる人が多くなります。
きのこの食中毒も、秋(9.10.月)に多く発生しており、全体の9割がこの時期に集中しています。
その約9割は自宅で発生していますので、きのこ狩りに行かれる方は特にご注意ください。
植物性食中毒といえばあともうひとつ、高等植物というものがあります。
スイセンやトリカブト、ヨウシュウヤマゴボウなどが有名です。
植物の新芽、若葉や根、実など一部分を見ただけでは、有毒植物と食用植物とを見分けることが難しい場合があります。
食中毒原因第3位、動物性食中毒とは?
続いて第3位、動物性食中毒についてです。
動物性食中毒と聞いて、パッと思いつくのはフグではないでしょうか?
フグの体内に含まれるテトロドトキシン(TTX)がフグの喫食による食中毒の主な原因です。過去には死亡例も報告されています。
国内では都道府県知事等が認めた専門のフグ処理者により調理されたフグが消費者に提供されていますが、釣ったフグを家庭で調理し喫食したことによる食中毒事故が起こっています。自分で釣ったフグ又は知人から譲り受けたフグの素人調理は絶対に止めましょう。
フグ以外で言うと、有毒な魚(うなぎ、ウツボなど)、二枚貝(牡蠣)などが挙げられます。
いかがでしょうか?
意外と身近な食べ物が多いですよね。
前回、今回の記事をぜひ参考にして、毎日のお食事を楽し見ましょう!!