松葉ガニと香住ガニの違い
2021/11/14
松葉ガニと香住ガニの違い
冬になると食べたくなるカニですが、同じようなものでも様々な呼び方があります。その中でもよく見かける「松葉ガニ」と「香住ガニ」の明確な違いをご存知でしょうか?今回はその違いについて紹介します。
どちらもズワイガニの仲間で、地域ブランドの名前!
松葉ガニと香住ガニはどちらも地域ブランドの名前のことで、ズワイガニの仲間ですが品種が異なります。松葉ガニとは、本ズワイガニの中でも山陰地方(京都府、兵庫県、鳥取県、島根県)で水揚げされたものを「松葉ガニ」と呼んでいます。一方、香住ガニは紅ズワイガニの中で、兵庫県の香住漁港で水揚げされたものを「香住ガニ」と呼んでいます。
本ズワイガニと紅ズワイガニは見た目も味も違う!
松葉ガニも香住ガニもどちらも地域ブランドの名前であることがわかりました。では、本ズワイガニと紅ズワイガニではどのような違いがあるのでしょうか。
外見
本ズワイガニは、茹でる前は褐色に近い色で、茹でると赤くなります。紅ズワイガニは茹でる前から赤く、茹でるとより鮮やかな赤に変わります。
味
本ズワイガニの身はしっかりしており、甘味と旨味が強いのが特徴です。紅ズワイガニの身も甘味と旨味はありますが、本ズワイガニと比べて水分が多いため、ややさっぱりしています。
「松葉ガニ」「香住ガニ」以外にも各地域のブランドが存在する!
今回紹介した「松葉ガニ」「香住ガニ」以外にも地域ブランドはたくさんあります。加えて、水揚げされる地域だけでなく時期によっても味は変化するため、各地域・各時期のカニを食べ比べてみるのも良いでしょう。