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無塩漬(むえんせき)ソーセージとは

無塩漬(むえんせき)ソーセージとは

無塩漬(むえんせき)ソーセージとは

2022/01/24

無塩漬ソーセージとは、発色剤を使用しないで製造したソーセージのことです。「塩(しお)を使っていない」という意味でも「添加物を使用していない」という意味でもありません(添加物を使用していないものは、原材料表示に添加物名が表示されていません)。

ソーセージ以外では、無塩漬ハムも存在します。

発色剤を使用しない理由

発がん性物質を生成すると言われているから

そもそも発色剤とは、加工肉の色を鮮やかに見せるために使用される食品添加物です。主成分は「亜硝酸ナトリウム」という化合物で、ボツリヌス菌などの食中毒を引き起こす細菌の増殖を抑える作用もあります。

発色剤を使用しない理由は、「亜硝酸ナトリウムとジメチルアミン(タンパク質が分解してできた物質)が化学反応を起こし、発がん性物質を生成する」と言われているからです。

実際のところはどうか

健康被害が出ない量に制限されている

日本においては、食品に含まれる添加物の量は、食品衛生法で厳しい基準が定められています。亜硝酸ナトリウムの使用量についても、健康被害が出ない量よりも更に少ない量しか添付できないように制限されています。

国立がん研究センターは、加工肉と大腸がんの関連については、『大腸がんの発生に関して、日本人の平均的な摂取の範囲であれば赤肉や加工肉がリスクに与える影響は無いか、あっても、小さいと言えます。』と発表しています。(引用:国立がん研究センター「赤肉・加工肉のがんリスクについて」,2015)

今回は無塩漬ソーセージと発色剤についてご紹介しました。発色剤や加工肉については様々な情報が発信されており、中には「加工肉を食べること自体、体に良くない」という誇張された意見もあります。自分の健康を考えると、こうした不安を煽るような意見が目に入りやすくなります。本当に自分の健康を考えるのであれば、正しい知識を身につけて食品を選ぶことが大切なのではないでしょうか。

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