子どもの食事、工夫したいこと
2022/08/05
食事は人間が成長、健康でいるために欠かせないものですよね。
子どもの頃というのは特にたくさんの栄養素を摂取する必要がある、というのは、前回までにお話ししましたが、やはり好き嫌いや食べムラが多いのが現状・・・
どうしたらいいのー??ということで、今回は、食事をする際に工夫できそうなことをいくつかご紹介します。
食事をする際に工夫できそうなこと
①家族みんなで一緒に食べる
みなさまは、孤食という言葉は聞いたことはありますか?
孤食、というのは、字の如く1人で食事をすること、家族がバラバラの時間に食事をすること、を言います。
最近この”孤食”というのが問題になっています。
背景には、核家族が多くなっていること、また、共働きの家庭が増え、さらには子どもたちも習い事などで忙しいため、ゆっくりご飯を家族で食べるというよりも、”早くお腹を満たすこと”に重きを置く家庭が多くなっていることなどが挙げられます。
心身ともに成長期を迎える子どもが孤食を常にしてしまうと、孤独感を覚えてしまったり、好きなものばかりを食べてしまう偏食(栄養不足)、コミュニケーション不足などが今後の成長にマイナスな影響を与えてしまいます。
わかってはいるものの、やっぱり時間がない!というのが、本音。
そんな時は
*朝ごはんは一緒に食べる
*週に一度は家族揃ってゆっくりご飯を食べる時間を作る
*調理の時間を短縮する
(→家族で食事を摂ることを優先に、手作りにこだわりすぎない)
*食事の準備や片付けをみんなでする
など、この中の全てではなくとも、ひとつはできそう!というところから始めてみるのがおすすめです。
②できる限り大人と同じ材料を使い、薄味にする
これは、お子さんにとってとても有意義な食育になります。
大人の料理を作るときに、まずは火を通すところ、お出汁で煮るところまでをやって、子どもの分を先に取り出し、別々に味付けをすることで、見た目は大人と一緒の料理のようになります。
お子さんは家族と同じごはんが食べれる!と喜んで食べてくれることがあります。
もしくは、大人のごはんを薄味にするのも良いです。
味覚は常々変化していきますので、10日くらいで慣れていくと言われています。
③身体を動かす遊びをする
”空腹に勝る調味料なし!”これにつきます。
④食に関する絵本を読み、食事は楽しいというイメージを持てるようにする
⑤おやつは食べ過ぎに注意する
⑥なるべく自分で食べられるようにする
⑦選択ができる年齢になってきたら、メニューの一部や次食べるものを本人に選んでもらう
など、食事中はもちろん、食事の前後、日常生活など、できることから少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか?