バランスの良い食事って?〜子どもに必要な栄養素、ミネラル編〜
2022/07/22
健やかな子どもの成長には毎日の食事がとても大切!
食事をすることで、食べ物から栄養を摂り、身体を作ったり、身体の調子を整えたりすることができます。
では実際どういう栄養が必要なの?栄養素のそれぞれの働きは?
そんな栄養素のついてのお話しを数回のコラムに渡ってお話ししております。
今回が最終回です!
前回はビタミン編でしたが、今回はミネラル編です!
何を食べたらいいの?
上記でザッと説明しましたが、やはり、あれもこれも!といきなり意識するのは大変。
そこで、特に意識したいミネラルを4種類お伝えします。
①カルシウム:骨や歯を丈夫にする、筋肉の収縮や神経を安定させるなどの働きがあります。
過剰に摂取すると、鉄などの他のミネラルの吸収を阻害してしまいますので、バランス良く摂取することが大切です。
体内でのカルシウムの利用効率をアップさせるためには、ビタミンDが必要です。
→牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、骨ごと食べられる小魚、豆腐や納豆などの大豆製品などの多く含まれています。
中でも乳製品は他の食品と比べて吸収率が高いため、効率よく摂取できます。
②亜鉛:味覚を正常に保つ働きや、タンパク質の合成に関わる酵素の材料になったり、エネルギー代謝などのさまざまな働きをサポートしてくれます。
ミネラルの中で一番不足しやすいと言われています。
→牛肉、レバー、卵、チーズ、高野豆腐、納豆、切干大根、ひじき、海苔などに多く含まれています。
③マグネシウム:骨や歯の形成を助ける、カルシウムを骨に定着させる作用がります。
ですので、カルシウムと同時に摂取すると効率良いです。
→アーモンドなどの種実類、魚介類、藻類、豆類などに多く含まれています。
④鉄分:赤血球(血)を作るために必要不可欠です。
鉄分が不足すると、”鉄欠乏性貧血”を引き起こし、血液が酸素を十分に運べないため、頭痛や疲れがすぐ出るという症状が出る場合があります。
→赤みのお肉や魚、卵、大豆製品、緑黄色野菜などに多く含まれます。
4回にわたって、子どもに必要な栄養素のお話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
ただ、この食材を食べていれば大丈夫、というようなものはありません。
大切なのは、”いろんな食材をバランス良く食べること”なんです。
子どもの味覚は敏感なので、食べてくれないものもあると思います。
そんな時はひとつにこだわらず、”いろんな食材にいろんな栄養が含まれている”ことを忘れずに、たくさんの種類の食べ物を食べること、を1週間の献立の中で意識してみるのもおすすめです。