バランスの良い食事って?〜子どもに必要な栄養素、たんぱく質編〜
2022/07/15
健やかな子どもの成長には毎日の食事がとても大切!
食事をすることで、食べ物から栄養を摂り、身体を作ったり、身体の調子を整えたりすることができます。
では実際どういう栄養が必要なの?栄養素のそれぞれの働きは?
そんな栄養素のついてのお話しを数回のコラムに渡ってお話ししております。
前回は炭水化物編をお伝えしましたが、今回はたんぱく質編です!
たんぱく質について
②たんぱく質
たんぱく質は筋肉や皮膚、血、骨、内臓など、丈夫な身体を作る上で必要不可欠なものです。
胃などから分泌される、”プロテアーゼ”などの消化酵素が働いて、アミノ酸に分解され、筋肉、皮膚、内臓、血液など体を構成する細胞の主成分になります。
体の機能を調整する酵素やホルモン、神経伝達物質や免疫抗体などの材料にもなり、生命の維持にも大きく関わっています。
また、たんぱく質の一つであるコラーゲンは骨を大きく伸ばします。そこに後ほどお伝えするカルシウムが加わることで硬い丈夫な骨が出来上がります。
さらにたんぱく質は、筋肉を作り、成長ホルモンの分泌を促進します。
体を動かすエネルギーにもなり、よく運動するほど必要になります。
怪我をすれば組織の修復にも使われ、ウイルスや細菌から体を守る効果もあります。
逆にたんぱく質が不足してしまうと、免疫力が低下し、抵抗する力が弱くなります。
さらに、体重や基礎代謝が低下し、成長不良にも陥ります。
ただし、取り過ぎは肥満の元になりますので、適量をしっかり食べる、ということを意識しましょう。
何を食べたらいいの?
たんぱく質は一定期間を過ぎると分解されて体外に排出されてしまいますので、定期的にたんぱく質を摂取する必要があります。
たんぱく質は主に動物性食品に多く含まれています。牛肉、豚肉、鶏肉、マグロ、鮭、鯵、牛乳、鶏卵などが、アミノ酸のバランスも良く、おすすめです。
植物性食品では、大豆食品がとてもおすすめです。食べてもらいやすいものとしては、納豆やきなこ、高野豆腐が良いでしょう。
食品によってアミノ酸の構成やバランスなどが違いますので、いろいろな食材を、動物性、植物性関係なく、毎日摂取すると良いです。
また、おやつにきなこ牛乳、など、おやつからも摂取するのがおすすめです。
たんぱく質の代謝を助けるのはビタミンB6!
たんぱく質の代謝を助ける働きを持つのはビタミンB6です。
また、神経や皮膚の機能維持にも関わっています。
ビタミンB6はまぐろ、鶏肉やサツマイモに多く含まれています。
いかがでしたでしょうか。
今回は子どもに必要な栄養素、タンパク質についてお話ししました。
次回は炭水化物やたんぱく質の代謝で出てきていたビタミンについてのお話しです。