バランスの良い食事って?〜子どもに必要な栄養素、炭水化物編〜
2022/07/13
健やかな子どもの成長には毎日の食事がとても大切!
食事をすることで、食べ物から栄養を摂り、身体を作ったり、身体の調子を整えたりすることができます。
では実際どういう栄養が必要なの?栄養素のそれぞれの働きは?
そんな栄養素のついてのお話しを数回に渡ってお話しします。
今回は炭水化物編です!
炭水化物といえばやっぱり”ごはん”!
和食だけにとどまらず、あらゆるおかずに合う”ごはん”は、塩や砂糖、脂や添加物など何も含まれていない、そのままの味を楽しめる食べ物です。
また、消化吸収のスピードがゆっくりで、腹持ちが良く、幼児の噛む練習やお箸使いの練習にも適しています。
また、原料である精白米には、炭水化物のほか、たんぱく質やカリウム、ビタミンB1、食物繊維などが含まれています。
玄米や雑穀を混ぜて炊けば、ビタミンEや鉄も補給でき、さらに栄養価アップが期待できます。
ただし、玄米や雑穀は消化するために胃腸に負担がかかりやすいため、用事が食べる際には浸水時間を長めにする、柔らかめに炊くなどの工夫をすると良いです。
そのほか、小麦が原料のパンや麺、オートミール、芋類なども炭水化物を多く含んでいますので、ごはんを中心に、さまざまな食感と味わいをプラスしてあげると食育にも良いでしょう。
糖質がエネルギーに変わるためにはビタミンB1の力が必要!
炭水化物を効率よく代謝するためには、ビタミンB1の力がとても重要です。
ビタミンB1は水溶性ビタミンの一種で、炭水化物の代謝や神経機能維持にも関わる栄養素です。
消化液の分泌を促進させ、食欲を増進させる働きもあります。
ビタミンB1は納豆や豚肉、魚卵などに多く含まれています。
ごはんに納豆、たらこ、などは理にかなってるんです。
ちなみに、納豆は熱々のごはんにのせてしまうと、”ナットウキナーゼ”という血液をサラサラにする効果を持つ栄養素を壊してしまうので、50℃くらい(ちょっと熱いな)くらいに冷ましたご飯のうえにのせる、または別々の器で食べるのがおすすめです。
ちょこっとこぼれ話、、、ビタミンB1は世界で初めて発見されたビタミン(しかも発見したのは日本人!)なんです!
おもしろいですよね。
今回は子どもに必要な栄養素”炭水化物”編でした!
次回はたんぱく質についてお話しします。